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レイセオン、極超音速滑空兵器の開発を受注
DARPAと空軍の事業、マッハ5に加速し滑空攻撃
レイセオンは先ごろ、DARPA(国防高等研究計画局)より戦術加速滑空極超音速兵器プログラムの開発継続のため6330万ドルの契約を受注したことを明らかにした。このDARPAと米空軍との共同による開発契約には最終設計審査(CDR)、技術の実装のための重要なステップが含まれている。この戦術的な射程の加速滑空兵器は、速度をマッハ5以上に加速し、極超音速を達成するため、1基のロケットでペイロードを加速する。ペイロードはその後、ロケットから分離し、無動力で最終目標に向けて滑空する。
レイセオンは米国防総省との幾つかの契約のもと、複数の極超音速兵器を開発している。同社のトマス・ブッシング先進ミサイルシステム担当バイスプレジデントは「レイセオンはカスタマーと緊密に協力し、極超音速兵器システムの実戦配備を目指している。極超音速兵器は現行の兵器システムと比較して、より短い反応時間で、高い有効性を持って、米軍が長距離から交戦することを可能にする」と述べている。
※画像=極超音速滑空機が地球大気の縁を飛行しているCG画像(提供:レイセオン)