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将来中距離空対空誘導弾の研究試作を三菱電機と契約
初の日英共同研究、2023年度に発射試験目指す
防衛装備庁は先頃、初の日英共同研究となる「将来中距離空対空誘導弾(その1)の研究試作」について、三菱電機と68億4072万円で契約した。これは日本製の目標を捜索・探知・追尾するGaN(窒化ガリウム)素子を適用した電波シーカーと、英国が中心となって開発した「ミーティア」空対空誘導弾のダクテッドロケットエンジンを活用して、将来中距離空対空ミサイルを試作し発射試験を目指すプロジェクトの第1次契約となる。2018年度から2022年度までかけてミサイルを試作し、2021年度から2023年度まで試験を行う計画で、予算総額は約125億円とされる。
GaN素子適用の高性能電波シーカー開発
「ミーティア」のダクテッドロケットと組合せ
※画像=将来中距離空対空誘導弾の構想(提供:防衛省)
※写真=「ミーティア」空対空誘導弾の実物大模型