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装備庁、UAV(中域用)を双日と契約
部隊用スキャンイーグル1式13.6億円で
防衛装備庁は先頃、「UAV(中域用)」1式につき13億6836万円で双日と契約した。これは防衛省の他の資料等によれば陸上自衛隊向けの「スキャンイーグル」無人偵察機であり、機数は明らかにされていないが、2018年度予算による部隊配備用と見られる。配備部隊は去る3月26日付けで北熊本駐屯地に新編された第8師団第8情報隊とされる。
スキャンイーグルはボーイングの子会社であるInsitu社が開発した固定翼無人偵察機で、ボーイングの資料によれば全長1.37メートル、全幅3.11メートル、重量13.1キログラムの小型ながら24時間以上の滞空が可能という。空圧式発射機から打ち出して発進させ、ワイヤーに引っ掛けて回収するため滑走路を必要としない。防衛省では参考品購入して評価し、採用した。商業ベースの輸入品として代理店の双日が契約した。
※写真=昨年JA2018に出展されたスキャンイーグル3実物大模型