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防衛省、豚コレラ経口ワクチン入り餌の空中散布で農水省と協力
陸自UH-60JA 1機を用いて群馬県で実証実験
河野太郎防衛大臣は11月26日、同日の定例会見で、豚コレラ(CSF)対策として、野生イノシシに対する経口ワクチンを入れた餌を空中散布する農林水産省の計画に、防衛省として協力すると発表した。農水省としては、CSFのウイルスが野生のイノシシに拡散してしまうため、地上で経口ワクチンを散布する計画を進めており、この一環として経口ワクチンを入れた餌を空中散布する検討を行なっているところ。
河野大臣は、「農水省が群馬県の畜産試験場で、経口ワクチン(入り餌の)空中散布の実証実験を11月28日に行なうため、陸上自衛隊第12旅団第12ヘリコプター隊(相馬原)のUH-60JA 1機を用いて、これに協力する」と説明。実証実験では、農水省の職員1名を同乗させ、経口ワクチンを実際に投下することで、高度や速度など適切な投下方法を探るとのこと。
なお、実証実験後の本格的な空中散布の計画などについては、河野大臣は「農水省に確認してほしい」とするも、「自衛隊としてしっかりと協力していく」と述べた。
※写真=豚コレラ(CSF)経口ワクチン入り餌の空中散布を行なうこととなった陸自UH-60JA