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2020.04.15

ウイングトラベル

コロナ感染者、1日10万人増のピークから半減

JHU集計、欧州で減速、日本やアフリカ注視

 ジョンズ・ホプキンス大学システム科学工学センター(JHU-CSSE)の集計によると、4月15日午前8時集計の新型コロナウイルス感染症は世界185カ国・地域で、累計感染者数は197万3700人と1日で5万人台の増加にとどまった。4月4日の10万1500人、4月10日の9万6400人をピークに10日以降、1日の感染者数は減少しており、新型コロナウイルス感染症の世界的な流行はピークアウトの可能性が出てきた。死亡者数11万9700人と20万人に近づいている。
 ただ、この要因は欧州、米国での新型コロナウイルスの感染拡大が減速してきたことによるもので、インド、日本、さらにはアフリカでは感染が拡大しており、ピークアウトを決定づけるには今後の推移を見守る必要がありそうだ。
 15日午前現在の死亡者は12万5900人で、死亡率は6.3%、治癒者は47万4300人で、治癒率は24.0%。死亡率は0.1ポイント、治癒率は0.2ポイント上昇した。
 国・地域別の感染者数は米国が60万5200人と2万3000人の増加で、ピーク時の3万人から減速してきた。うちニューヨーク州は20万3000人と20万人を超えたが、7200人の増加とピーク時の1万人台を割った。
 欧州では、スペインが17万2500人と3000人増、イタリアは16万2500人と3000人増、フランス、ドイツも13万人台で、1000人台の増加に減速している。

 

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※JHU-CSSEによる新型コロナウイルス感染状況マップ