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関東補給処用賀支処がフェイスガードを作成
自衛隊中央病院からは使い勝手など高く評価する声
【関東補給処用賀支処投稿】関東補給処用賀支処は、新型コロナウイルス感染症の流行により市販品が枯渇し単価高騰となったフェイスガードを、感染症対策の専門的知見を有する薬剤官及び技官(薬剤師)の指導のもと、衛生部薬品工場を中心に各課・工場の隊員延べ約30人により1000個を製作。早速500個を自衛隊中央病院に提供した。今後は所要に応じて増産する予定だ。
フェイスガードの製作にあたっては、感染症が流行している状況でも安定的に流通し、かつ安価に取得できる材料を選定するとともに、専門的な技術や器具を必要とせず誰でも軽易に製作できるよう、市場調査および仕様検討を実施。数種類の試作を行った上で、最終的に透明クリアファイル、平織ゴム及び気密防水テープを使用して完成した。既に交付した自衛隊中央病院からも使い勝手などが高く評価されており、自衛隊の各種医療現場で役立つことを期待している。
用賀支処は、フェイスガードの製作のほか、感染症対策のための消毒用エタノールの小分けにも取り組んでいる。さらに全国や東部方面隊管内部隊への医薬品、衛生資材の補給、事態に応じた医療業務従事者の派遣など、持てる技能と人材を活用して、各活動場面での部隊ニーズに積極的に応えていく所存だ。
※写真=関東補給処用賀支処はフェイスガードを1000個製作した(提供:関東補給処用賀支処)
※写真=早速500個を自衛隊中央病院に提供したところ、使い勝手などを高く評価されたという(提供:関東補給処用賀支処)
※写真=製作したフェイスガードの着用例(提供:関東補給処用賀支処)