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2020.10.08

WING

ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が環境試験を完了

打上げ時の音響および振動に耐えることを証明

 ノースロップ・グラマンとアメリカ航空宇宙局(NASA)は10月6日(米カリフォルニア州現地時間)、ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の環境試験を完了し、宇宙の過酷な環境に耐えることを実証したと発表した。
 ウェッブ宇宙望遠鏡は、2021年10月にフランス領ギアナから打ち上げられる予定となっている。今後は、ノースロップ・グラマンとNASAの技術者および専門家によって、5層構造のサンシールドの展開や主鏡の展開など、ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の能力を全て検証することになるという。
 環境試験は、厳格な音響および正弦振動試験を数週間にわたって連続して行う構成で実施したという。まず、ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡がノースロップ・グラマンの音響試験チャンバーに設置され、140デシベル以上の高周波振動音圧を与えて、打上げ時の影響をシミュレート。ハードウェアや科学機材、構造材および電子機器がロケット打ち上げに耐えることを確認した。・・・

 

※写真=正弦振動試験施設への移動のために吊り上げられるジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(提供:ノースロップ・グラマン)