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国際航空宇宙展、2021年開催の中止が決定
コロナで先行き不透明、次回は2024年開催に
日本航空宇宙工業会(SJAC)は来年開催を予定していた国際航空宇宙展の中止を決めた。新型コロナウイルス感染拡大による国際的な人の移動制限解除などが依然として不透明で、準備期間を考慮すれば、開催する状況にはないと判断した。SJACによれば、次回の開催は2024年に東京で開催する。
国際航空宇宙展は当初、2021年9月29日から10月2日に東京ビッグサイトで開催することを予定していた。しかしながら新型コロナウイルス感染拡大の影響で、東京オリンピック・パラリンピック大会の開催が来年に延期されることが決まり、東京ビッグサイトは今年12月から2022年3月末までの間、東京ビッグサイトで予定していた全ての催事について、その開催時期および利用する施設の調整を進めていた。この施設利用制限期間が、JA2021の設営準備期間および会期に重なることが判明。こうしたことから国際航空宇宙展を開催するSJACとしては、2021年秋の会場確保が困難なものとなったとし、今年5月にJA2021の延期に踏み切っていた。・・・
※写真=来年開催を予定していた国際航空宇宙展の中止が決定。東京五輪の来年開催でビッグサイトの施設が利用制限され、延期して新たな開催時期を探っていた。写真はJA2018のオープニング・セレモニー