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2020.10.21

WING

ICAOリュウ事務局長、航空旅客減”第二波”兆候に警鐘

昨今の傾向は航空・空港の持続可能性脅かすもの

 国際民間航空機関(ICAO)のファング・リュウ事務局長は10月20日(モントリオール現地時間)、航空旅客数が回復してきていることについて、その上昇は十分な回復を示すものではなく、最新状況では”第二波”の兆候を示すものだと指摘し、警鐘を鳴らした。これは同日、国連世界観光機関(UNWTO)のグローバル・ツールリズム・クライシス委員会に出席した際、メッセージとして同委員会に伝えたもの。
 リュウ事務局長が指摘したように、昨今では航空旅客数が世界各地で回復傾向にある。日本国内でも、GoToトラベルキャンペーン効果もあって、国内線の航空旅客数は回復傾向だ。需要回復にあわせて本邦航空会社の国内線ネットワーク便数も回復してきており、少しずつ明るい話題が増えてきた。日本と同様、世界各地で国内線を中心に旅客数、運航便数が少しずつ回復する傾向にある様相だ。・・・

 

「テイクオフ」ガイドラインは第2フェーズへ

 

※写真=世界の航空旅客数は各国の国内線を中心に回復傾向。しかしながらICAOのリュウ事務局長は旅客数減少”第二波”の兆候もみられるとして警鐘を鳴らす