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2021.01.15

WING

「きぼう」小型衛星放出、中米統合機構提案を選出

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)と国連宇宙部(UNOOSA)は1月14日、国際宇宙ステーション(ISS)「きぼう」日本実験棟からの超小型衛星放出機会提供の第5回募集において、中米統合機構(加盟国:コスタリカ、グアテマラ、ニカラグア、パナマ、エルサルバドル、ベリーズ、ホンジュラス、ドミニカ共和国)の提案を選定したことを発表した。
 両者は2015年から「きぼう」日本実験棟からの超小型衛星放出の機会提供に関する連携協力(KiboCUBE)を進めており、一昨年3月~9月にかけて公募していた。JAXAらによれば、KiboCUBEの連携協力において、国際機関からの提案が選定されたのは初めてだという。
 選定した中米統合機構の衛星名は「MORAZAN-SAT」。1U(10cm×10cm×11.35cmm、重量1.3kg以下)の衛星で、人材育成のほか、気象関連データ取得、災害時を想定した緊急情報通知実験といった技術実験を行う計画だ。・・・