★ワクチンパスポート、経済活動再開の切札に

　日本の運輸・旅行業界導入要望、検討必要

　日本総研は、ワクチンパスポートが新型コロナウイルス感染拡大による各国の厳しい渡航規制の緩和に役立つことから、運輸・旅行・観光産業からの期待が大きい一方で、不公平感、差別を助長するなどの課題もあり、今後、日本がワクチンパスポートを導入するに当たり、海外の制度・仕様に合わせるだけでなく、国内の感染状況や利用範囲に関する世論等を踏まえた幅広い検討が望まれるとするレポートをまとめた。
　同レポートでは、新型コロナウイルス感染症の収束が見通せないなか、集団免疫を獲得し感染を抑制する切り札としてワクチンに対する期待が高まっている。ワクチン接種が先行する国では、行動制限の緩和や水際措置の軽減に向けた議論が始まっていると現状を分析した。

※ワクチンパスポートに関する日本総研のレポート全文