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2021.05.24

ウイングトラベル

★主要旅行業者20年度取扱額78%減 1兆円割る

 国内GoToで63%減も海外・訪日ほぼ消失

 観光庁は主要旅行業者の2020年度(20年4月-21年3月)旅行取扱状況を速報ベースでまとめた。それによると、新型コロナウイルス感染拡大を受けて、総取扱額は前年度比78.4%減の9997億円と前年度の4兆6183億円から大幅に落ち込み、1兆円を割り込んだ。それでも国内旅行はGo Toトラベルキャンペーンなどが奏功し、同63.1%減の9481億円にとどめたが、各国による水際対策強化と出入国制限で海外旅行は同97.7%減の424億円、外国人旅行は96.0%減の90億円とほぼ消失した形となった。
 取扱額の四半期ごとの推移を見ると、1回目の緊急事態宣言下の4-6月は総取扱額95.3%減と大幅に減少したが、7-9月は総取扱額84.2%減、うち国内旅行は72.5%減と上向き、10-12月は総取扱額61.6%減、うち国内旅行は33.3%減とGo Toトラベルキャンペーン効果でさらに上向いたが、今年1-3月はGo Toトラベル停止、再度の緊急事態宣言発出で、総取扱額67.8%減、うち国内旅行48.6%減と再び下降線を辿った。

 

※写真=2020年度の海外旅行募集型企画旅行はほぼ消失。海外・訪日旅行の回復が待たれる(成田空港)

 

※主要旅行業者の2020年度の取扱額(出典:観光庁)

 

※主要旅行業者の2020年度と2021年3月の取扱額(出典:観光庁、Excelファイルダウンロード)

 

 大手取扱額7-8割減も国内少ないHIS94%減
 旅工房、海外99%減も国内80%増と拡大

 

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