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2021.05.25

ウイングトラベル

★2020年の日本人出国率2.6%、コロナで急低下

 20〜24歳女性の出国率は45.8%から10.6%に

 法務省が発表した2020年(1〜12月)の出入国統計(確定値)によると、2020年の日本人出国者数は、前年比84.2%減の317万4219人と新型コロナウイルスの影響で激減し、出国率は前年比13.6ポイント減の2.6%まで落ち込んだことがわかった。出国率は政府の人口統計をもとに編集部が算出した。前年の2019年は20〜24歳女性を中心とした若年層が原動力となり、日本人出国者数は史上初めて2000万人の大台を突破していたが、コロナ禍で需要は一気に消失した。
 ただ、2020年の年代別の出国者数をみると、ほぼ全年代で80%以上の落ち込みとなる中、20〜24歳代だけは70%台のマイナス幅に留めており、コロナの感染拡大で出入国制限が強化された20年3月末までは卒業旅行を中心にマーケットは動いていたことが伺える。

 

  20代前半は70%台の減少、卒業旅行下支えか
 20〜24歳女性は約31万人出国、年代別で最多
 出国率、10代やシニア世代はより低く1%台
 男性の40〜50代コア層も業務渡航打撃で4%台
 東京は出国者数67万人、出国率は5.0%に
 出国率1%未満、東北中心に全国10県に
 空港からの出国者数84.1%減、海港は95.7%減
 羽田国際線増枠など追い風もコロナで需要消失

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