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NAA決算、コロナ影響で民営化以降初の赤字に
旅客2年連続減、9年ぶり前年度下回る発着数
成田国際空港会社(NAA)の田村明比古社長は5月27日の会見で、2021年3月期(2020年度)連結決算を発表し、営業収益が前年度比69.7%減の718億円で、民営化以降最も低い売上げとなった。営業費用は34.1%減の1293億円と大幅なコストダウンを実現したが収入減が響き、損益面で営業損失が575億円(前年度比982億円減)、経常損失が573億円(964億円減)、当期純損失が714億円(958億円減)となって、いずれも民営化以降初の損失を計上することとなった。なおこの決算では、航空会社や入居テナントに対する支援として、各種減免措置の影響を反映させたものとしている。
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