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2018.08.21

WING

ノースロップ・グラマン、F/A-18CへのAPG-83レーダー適用実証

F-16用最新電子走査式レーダー、改修なく搭載可能を確認

 ノースロップ・グラマンはこのほど、米海兵隊のF/A-18Cホーネット戦闘機への同社製F-16戦闘機用最新型レーダーAN/APG-83の搭載可能性を実証した。これは海兵隊の要求によるもので、同レーダーをサイズ、重量はもとよりF/A-18の電力、冷却機能、その他のアビオニクス・システムのままで、システム統合して組込むことが可能だと確認したとしている。
 今回のフィット・チェック成功により、海兵隊のF/A-18C/DへのAPG-83レーダー適用が、低リスクなオプションであることが実証された。
 APG-83レーダーは、第5世代戦闘機F-22、F-35の搭載レーダーをベースに開発されたAESA(能動電子走査アンテナ)レーダーであり、特にSABR(Scalable Agile Beam Radar)の名称で台湾向けのF-16V戦闘機に初めて搭載されたF-16向け最新レーダーである。多機能AESAレーダーのひとつであり、増加しつつある高性能化した敵(いわゆるステルス機)に対抗し、打ち勝つ第5世代戦闘機の能力の一部をもたらすことができる。