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2024.09.09

WING

成層圏微生物採取へ新型装置、大気球実験で実証

 採取装置複数並列した実験で微生物高度分布把握へ

 千葉工業大学惑星探査研究センター(PERC)が、宇宙航空研究開発機構(JAXA)等と協力して進めている地球大気の成層圏(高度約11km~50km)における微生物採取実験「Biopause」プロジェクトにおいて、新型微生物採取装置の実証実験が行われた。実証は去る8月3日、北海道大樹町の大樹航空宇宙実験において、大気球実験を通じて行ったもの。
 成層圏や中間圏といった大気上部の微生物分布は、地球生物圏の上端を把握する上で重要と考えられている。研究チームでは、地球と宇宙の間の微生物の往来があるのかどうかを知る大きな手がかりになるとみている。