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2024.09.11

WING

エアバス、JALがA350用没入型訓練装置導入

 エアバスは9月10日、日本航空(JAL)がコンピューターベースのA350向け没入型訓練装置「ヴァーチャル・プロシージャ・トレーナー(VPT)」を導入したことを発表した。契約期間は5年間。エアバスによれば、JALはA350の運航会社として世界で初めてエアバスのVPTを採用したことになるという。A350VPTを用いた最初の訓練コースには、JALの12名のパイロットが参加する。
 エアバスが開発したVPT は、航空会社の機体に合わせて調整した仮想現実空間を提供するため、パイロットの技術力と習熟度の強化に効果的なツール。柔軟性が高く、時間や場所に縛られず訓練を行うことが可能で、中断を減らし、訓練費用と航空機の非稼働時間を最小限に抑えて大幅なコスト効率を実現することができる。
 このVPTをを活用することで、飛行手順や異常事態を想定した訓練を、インタラクティブな操作が可能なリアルな環境で受けることができるとのこと。JALはエアバスの「MATeスイート (Mobile Airbus Training experience)」を利用し、システムの訓練と練習を行っており、それに加えてA350用VPTの採用を決定した。

 

※画像=JALが世界で初めてA350用没入型訓練装置を導入する(提供:エアバス)

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