日英防衛相会談、GCAPの協力さらなる深化で一致

　AUKUSへの協力、英空母への武器等防護も検討へ

　中谷元防衛大臣は現地時間の1月15日、英国ロンドンでジョン・ヒーリー英国防大臣と日英防衛相会談を行い、イタリアも含め3ヵ国で開発を進めるグローバル戦闘航空プログラム（GCAP）について、今後協力をより深化させることで一致した。
　中谷大臣はGCAPの政府間機関（GIGO）を置くことになる英国を訪れて、両大臣にとって初となるバイ会談を行った。会談ではGCAPの取組みが進展する中、昨年12月にGIGOを設立する条約が発効したとして、取組みの進展を歓迎した。今年度中にもGIGOが設置され、トップの初代主席行政官に元防衛審議官の岡真臣氏が就く。また昨年12月には、3ヵ国の主要3社がGCAPの実質的な開発・生産を行う合弁会社（JV）の設立に合意しており、こちらはイタリアからトップを選出してGIGOと同じく英国に本社を置くことになる。

※写真＝日英防衛相会談ではGCAPの進展を歓迎し、協力を深めていくことで一致した