ウイングトラベル
日本人のパスポート保有率23.4%、4年ぶり上昇
外務省「旅券統計」、一般旅券発行数は5.3%増
外務省がまとめた2018年(1-12月)の「旅券統計」によると、一般旅券発行数は前年比5.3%増の433万2397冊と4年連続で増加した。その結果、2018年12月末時点の国内在住者の有効旅券数は、前年比0.7%増の2920万3373冊となり、国内在住者のパスポート保有率は0.6ポイント増の23.4%と4年ぶりに上昇に転じた。なお、海外在住者も含めた有効旅券数は、0.7%増の2993万6470冊。
パスポート保有率は、2006年以降右肩下がりで減少した後、2012年に23.8%、2013年に24.2%、2014年に24.2%と盛り返したが、その後再び減少。2015年は23.5%、2016年は23.1%、2017年は22.8%と低迷していたが、2018年は4年ぶりにプラスに転じた。
なお、このパスポート保有率は都道府県別に算出するため、現時点で最新の都道府県別人口が公表されている前年10月1日時点(2018年であれば2017年10月1日現在)の日本人人口1億2464万8000人から算出している。ただ一方で、日本の人口減少は年々進んでおり、総務省公表の2018年9月1日時点の日本人人口(1億2425万9000人)に照らせば、日本人のパスポート保有率は23.5%となる。
一般旅券発行数は“西高東低”、九州や四国2桁増
有効旅券数は東北、中部を中心に16県で減少
1都3県の有効旅券数1137万冊、シェア38.9%
都道府県別パスポート保有率、東北3県で9%台
0〜29歳女性で100万冊発行、男性と20万冊の差
男性は30代と60代で旅券発行数減少
※写真=都道府県別の一般旅券発行数、有効旅券数(2018年末)、パスポート保有率