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エアバス、A400Mの貨物室空中空輸タンクが認証へ
試験で9回90トンの燃料をF-18、A400Mに給油
エアバスは2月21日、A400M輸送機の貨物室タンク(Cargo Hold Tank:CHT)空中給油ユニットの認証飛行試験を成功裏に完了し、空中給油機として空中給油任務の完全な認証に向けて新たなステップを踏み出したと発表した。一連の試験はスペイン空軍試験センター(CLAEX)と共同で行われ、9回の飛行で90トンの燃料が受油機となったスペイン空軍のF-18戦闘機と、大型受油機役の機別のA400M試作機に空中給油された。
試験では最新の燃料量管制システムのソフトウエアを入れた貨物室タンクの開発と認証が含まれており、2019年中に認証取得予定で、夜間給油ビジョン・システムとヘリコプターに対する空中給油能力の試験も含まれる。
※写真=スペイン空軍のF-18に空中給油するA400M(提供:エアバス)
※写真=A400Mに空中給油を行なうA400M(提供:エアバス)