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2019.03.05

WING

レオナルド製M-40無人標的機がイタリア海軍の訓練に初参加

対艦ミサイルや戦闘機を模擬し、対空戦闘訓練を支援

 レオナルド製のM-40無人標的機がこのほど、初めてイタリア海軍の訓練で実運用された。この訓練でM-40の一部は敵の対艦ミサイルを模擬し、別の一部は空対空戦闘シナリオに基づき敵戦闘機の役を演じた。イタリア統合軍訓練海域での訓練にはAV-8B+ハリアー戦闘機を搭載したイタリア空母「カブール」、駆逐艦「ミンベリ」が参加し、M-40が模擬する航空機およびミサイルに対して、乗員がアスピーデ対空ミサイルなどの武器システムで対処する訓練を行ったもの。
 レオナルドは、M-40が競合する初級レベルの標的機に競争できるコストで、中級から上級の性能を発揮できるとしている。運用コストは低額で、60分間の飛行が可能な再使用可能な標的機となっている。

 

※写真=M-40無人標的機(提供:レオナルド)