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2019.03.07

ウイングトラベル

2019年は「マリアナ観光復活の年」へ

マリアナ政観、日本人誘致拡大へ積極策展開

 マリアナ政府観光局は日本人訪問客の回復に向けて積極的なプロモーション策を展開する。今月スカイマーク(SKY)が成田−サイパン間の直行チャーター便を運航するのを皮切りに日本から北マリアナ諸島へのアクセスが向上することを見据え、マリアナの魅力を伝える新たなウェブや映像コンテンツを用意するほか、インフルエンサーによる情報発信も強化し、最新のマリアナの観光資源をアピールしていく。これらの取り組みを通じて、日本マーケットにおけるマリアナ観光の「復活」を実現させていきたい考えだ。
 北マリアナ諸島(サイパン・テニアン・ロタ)の観光を取り巻く環境は昨年非常に厳しい状況となった。5月には長年にわたり日本からのアクセスを担ってきたデルタ航空が成田−サイパン線を運休。さらに10月には超大型の台風がマリアナ諸島を直撃。サイパン島の南部を中心に大きな被害をもたらした。

 

 スカイマークの直行チャーター便が運航
 韓国経由便では「2都市旅」を積極アピール

 

 しかし、台風の被害を受けたサイパン島南部も着実に回復していることに加え、今月にはスカイマークによる日本−サイパン間の直行チャーター便の運航が行われることが決定。同社は近い将来の定期便化も視野に入れているとされており、日本市場からマリアナへの観光を巡る環境は追い風が吹き始めようとしている。
 そうした中でマリアナ政府観光局は3月4日から6日にかけて旅行会社を対象としたセミナーとワークショップを開催した。その席でクリス・コンセプシオン局長は「マリアナのツーリズムは大きく変化している。しかしながら、日本市場は将来にわたってマリアナ観光における柱となる」とと述べ。日本市場へのプレゼンスを高めていく考えを強調した。さらにコンセプシオン局長は「最近では新たなイベントが行われているほか、観光資源があふれており、さらに魅力的なデスティネーションとして進化している。是非新たな変化を見てもらいたい」と語った。

 

※写真=セミナー会場であいさつするマリアナ政府観光局のクリス・コンセプシオン局長