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2019.03.11

WING

エストニアCCDCOEへ防衛研究所主任研究官派遣

サイバー防衛と国際法など研究、NATOと協力深化へ

 岩屋毅防衛大臣は3月8日の閣議後会見で、防衛研究所の河野桂子主任研究官をエストニア・タリンに所在するNATOのサイバー防衛協力センター(CCDCOE)へ派遣すると発表。9日に現地へ出発た。河野主任研究官は今後、国際法の専門家としての知見を活かして、サイバーと国際法の関係や、サイバーに関する規範の形成、サイバー防衛に関する法的な研究などに従事することになる。
 岩屋大臣は、このたびの派遣について、同センターでの知見や経験を踏まえて「防衛省・自衛隊におけるサイバー攻撃への対処能力の向上に努めていきたい」と述べ、一層力を入れるサイバー分野の取組みが発展することへ期待感を示した。防衛省では、NATOとの間でサイバー分野での協力が一層強化されることは、日本にとって極めて有益だとしている。