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CARATS推進協議会、7つの施策で導入意思決定
情報管理技術3件24年度から、ほか4件は21年度導入
航空局は3月14日、第9回目の「将来の航空交通システムに関する推進協議会(CARATS推進協議会)」を開いて、7件の施策を2018年度の導入意思決定施策として決定した。そのうち情報管理に関係する3件は、2024年度の導入を予定するとして、そのほかの4件は導入予定時期を2021年度とした。
2024年度に導入を予定する3つの施策は、情報共有基盤の「SWIM」の導入と、デジタルNOTAMによるデータベース等情報基盤の構築、ATMや航空交通流管理(ATFM)といった運航情報を運航者へ提供する情報サービスの向上だ。この3つの施策は、航空機の運航に関する情報を利害関係者が安心して利用できる環境を構築するもの。その上で、ノータムをデジタル化して提供するとともに、全運航者へ運航機の位置など高精度な情報を提供する。関係者による情報共有と協調的な意思決定を徹底して、今後の航空交通量増加に伴い増大・多様化する情報量に対応する。
※写真=CARATS推進協議会は7つの施策で導入意思を決定した