記事検索はこちらで→
2018.04.26

WING

エアバス、超長距離型のA350XWBが初飛行

 エアバスは4月23日(仏現地時間)、開発中の超長距離型のA350XWBウルトラ・ロングレンジ(製造番号:216)が、初飛行することに成功したことを発表した。このウルトラ・ロングレンジ型のA350XWBは、シンガポール航空が7機を発注済みで、シンガポール航空では今年後半から運航を開始する計画だ。シンガポール航空はシンガポール−
 このウルトラ・ロングレンジはA350-900型機をベースとしたもので、認証取得に向けた比較的短い期間の飛行試験を実施する。MTOWは280トンあって、実に9700海里(約1万7964キロメートル)を飛行可能な設計となっており、これにより20時間以上、飛行し続けることが可能になる。
 この超ロングフライトを可能とすべくエアバスは、燃料供給システムを改修。増槽タンクを設置することなく、最大2万4000リットルまで燃料を搭載することができるようにするという。なお、飛行試験ではウィングレットの延長を含めた空力的な改善についても試験をする。

 

※写真=A350XWBウルトラ・ロングレンジが初飛行達成(提供:エアバス)