ウイングトラベル
ロイヤルブルネイ航空、21年ぶり日本路線再開
日本人渡航者数、21年には3.3倍の1.8万人に
ロイヤルブルネイ航空(RBA)は3月15日から成田−バンダルスリブガワンを新規就航した。同社による日本路線は1998年に関西−バンダルスリブガワン線を運休して以来21年ぶりの再開となった。就航記念式典にあわせて来日した同社のカラム・チャンドCEO(最高経営責任者)は、新路線の予約状況が好調であることから、当初週3便で運航する新路線を6月からは早くも週4便に増便することを明らかにした。さらに「直行便就航を機に、ブルネイの観光PRなどにも力を入れていき、現状約5400人となっている日本人渡航者数を2021年に1万8000人まで増やしたい」と意気込みを語った。
成田−バンダルスリブガワン線、搭乗率80%目標
当初週3便運航も、予約好調で6月には週4便へ
成田−バンダルスリブガワン線はエアバス320neo型機を仕様。座席数はビジネスクラス12席、エコノミークラス138席の計150席となっている。就航初便となった15日の成田発バンダルスリブガワン行きのBI696便は122人を乗せ、ほぼ定刻で出発した。
同社の日本路線は21年ぶりの再開となった。このタイミングでの再就航となった理由についてチャンドCEOは「以前関西線を就航していた時は正直搭乗率が芳しくなかった。しかし、ここ最近は日本とブルネイ間のビジネスの交流が活発となっているほか、ブルネイから日本へ旅行したいというニーズも急速に高まっていることから再就航を決断した」と述べた。
ブルネイの観光需要開拓へ積極的なプロモ展開
バリ、コタキナバルなどへの以遠需要も獲得へ
旅行会社とのタイアップ商品を販売
6月以降に旅行会社向けの視察旅行も計画
※写真=新規就航にあたり、記者会見に応じるロイヤルブルネイ航空のカラム・チャンドCEO
※写真=成田空港で行われた就航記念式典の模様
※写真=就航初便にはブルネイの観光地がプリントされた特別塗装機が投入された