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2019.03.19

WING

エンブラエルCEO、4月に退任へ

ボーイングとJV設立などに尽力

 エンブラエルは3月18日(サンパウロ現地時間)、パウロ・セザール・デ・ソウザ・エ・シルバ社長兼最高経営責任者(CEO)が、来る4月22日に退任することが決まったことを発表した。シルバ社長は在職中の二年間、とりわけボーイングとの間でジョイント・ベンチャーを設立するなど、航空機産業界の歴史的再編を実行するなどの成果を挙げた。
 シルバ社長はエンブラエルに22年間在籍。そのうち6年間は民間航空機部門の社長兼CEOを務め、2013年には日本の国産旅客機MRJにとって最大のライバルとなっているE2プログラムをスタートするなど、数々の業績を残した。その後、2016年にはエンブラエル・グループのCEOに就任し、ボーイングとの提携をまとめ上げたほか、Uberと共に新たなアーバンモビリティ「EmbraerX」に着手するなど、エンブラエルおよびブラジル航空機産業の更なる発展に尽力してきていた。

 

※写真=パウロ・セザール・デ・ソウザ・エ・シルバ社長兼CEO。写真は2018年のファンボロ-エアショーで撮影