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東京開催のTDF本会合、インド太平洋の課題議論
軍用機同士のガイドライン「GAME」が必要に
防衛省は、去る3月12・13日に開催した第23回「東京ディフェンス・フォーラム(TDF)」本会合の内容について、インド太平洋地域の安全保障課題と、各地で変動する安全保障課題と展望の2つのテーマで各国関係者と議論を行ったと発表した。参加したのは、インド太平洋地域27ヵ国と、ASEAN事務局、EU、赤十字国際委員会の各関係者。
「インド太平洋地域における安全保障課題」では、“自由で開かれたインド太平洋”を維持・強化するため、自由貿易を推進して、航行の自由や秩序の維持などが重要だとした。また、それと同時にASEANな
ど既存の地域枠組みへ配慮する必要があることを示した。海洋安全保障の課題への取組みについては、インド洋から太平洋といった広い海域で情報共有が必要であり、広範囲な海域で発生する違法操業、海賊、災害などの早期発見・対処のため、各国が海洋状況認識把握の能力向上に取り組むことが重要だとした。
変動する安全保障課題、朝鮮半島非核化取組み議論
※写真1=レセプションであいさつする岩屋毅防衛大臣(提供:防衛省)
※写真2=この度の会合を記念した集合写真(提供:防衛省)