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2019.03.20

WING

RAC、規定期間内に機体システム試験実施せず

計10便欠航で431名に影響、健全性は確認済み

 琉球エアコミューター(RAC)は3月19日、保有する3機のQ400型機において、整備マニュアルに定められた時間内に、機体システム作動試験を実施していなかった事象が発生したことを発表した。この結果、那覇空港を発着する便を中心に10便が欠航することが決まっており、計431名の足に影響が出る。なお、すでに機体製造メーカーから、機体健全性の確認が得られたとのことで、欠航が決まった10便以外は通常運航する予定だ。
 今回定められた期間内に必要なシステム作動試験を実施していなかった機体はJA81RC、JA82RC、そしてJA83RCの3機。整備マニュアルでは3000飛行時間毎に作動試験を行うことになっているが、期間内に実施されていなかった。具体的には直流電源交替器、交流電源交替器、そして方向だ制御システムの試験を実施していなかった。