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スクランブル機が初めて中国Y-9哨戒機を確認
日本EEZ内を2機で飛行、南西空の戦闘機が対応
統合幕僚監部はこのほど、対領空侵犯措置を行う航空自衛隊戦闘機が19日に初めて中国の哨戒機型のY-9を確認したと発表した。確認したのは2機で、いずれも東シナ海の日本の防空識別圏内を飛行した。このところ中国機による洋上の活動は、範囲・機種・飛行ルートなど多彩になっていて、自衛隊では活発化する中国機の行動を注視して警戒監視活動を行っている。
自衛隊が中国軍Y-9哨戒機2機を確認したのは、19日午後。このとき南西航空方面隊の戦闘機を緊急発進させて対応に当たった。スクランブル発進した戦闘機がY-9哨戒機を目視確認したのは初めてのことだったが、同2機による領空侵犯や危険な行為などはなかった。
※写真=スクランブル発進した自衛隊戦闘機が初めて確認した中国のY-9哨戒機。このとき2機が日本の防空識別圏内を飛行した(提供:統合幕僚監部)
※図=Y-9哨戒機の飛行ルート(提供:統合幕僚監部)