WING
成田空港でフェデックスとANA貨物便が接触
成田国際空港で3月21日20時25分ごろ、定期貨物便のフェデラルエクスプレス機と全日空機がランプエリアで接触する事案が発生した。接触したFDX5015便は上海行きのMD-11で、ANA8517便は同じく上海行きの767-300ER。両機とも出発を中止している。
接触事案が発生したのは、貨物地区ランプエリアのW3ゲートウェイ付近。当日20時10分にFDX機が223番スポットから北向きの状態でプッシュバックしてW3ゲートウェイ付近へ移動した。20時23分にはANA機が225番スポットから南向きでプッシュバックしていたところ、20時25分ごろにANA機とFDX機が接触した。成田国際空港会社(NAA)では、その後20時35分に管制からの連絡でFDX機とANA機が接触したのを確認した。同時間にはANA機パイロットから機体後部の接触を確認したという。
今のところ、FDX機は223番スポットに駐機していて、ANA機は自社ハンガーへ移動した。今後は接触の原因など、事故調査委員会による調査が行われるものと見られる。
※図=NAAによる接触時の概略図(提供:NAA)