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2019.03.27

ウイングトラベル

添乗員の人材確保や高齢化対策を積極展開へ

TCSA総会、2019年度の事業計画を決定

 日本添乗サービス協会(TCSA)は3月26日、都内で通常総会を開催し、若年層人材確保のための環境整備やインバウンド関連人材養成や検定制度の創設。高齢化する添乗員の活用に向けたガイドラインの策定などを骨子とする事業計画を承認した。また、任期満了に伴う役員改選を行い、三橋滋子会長が再任されたほか、副会長に和田修寛氏(ツーリストエキスパーツ社長)、専務理事に横尾治彦氏(TCSA事務局長)が新たに就任した。
 総会終了後にメディア各社とのインタビューに応じた三橋会長は「今年度は若年層の人材確保、4月から改正される労働契約法・労働基準法への対応、そして添乗員の高齢化への対応という3つのポイントについて積極的な活動を展開していく」考えを示した。

 

 三橋会長「業界内でさまざまな課題浮き彫り」
 事業環境改善へバックアップ体制を構築

 直近の添乗員を取り巻く環境について三橋会長は「昨年の繁忙期は、ニーズに対応しきれない状況が出てきており、人材不足がより深刻になってきている。また、親の介護などで長期間添乗に出られないケースなど、仕事を取り巻く環境も日々変化し続けている」と述べ、さまざまな課題が浮き彫りとなっている点を強調した。

 

 インバウンド、MICE添乗に関する研修を拡充
 インバウンドスタッフ検定、今年度内事業化へ
 役員改選を実施、三橋会長が続投
 新たな副会長に和田氏、専務理事に横尾氏就任

※写真=総会終了後にメディア各社とのインタビューに応じるTCSA幹部。左から和田修寛副会長、三橋滋子会長、横尾治彦専務理事