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2019.04.01

ウイングトラベル

成田空港18年度発着数は未達、羽田二次増枠影響強く

20年度旅客・発着は羽田影響で減少想定
前回増枠時よりもインパクト大見込む

 成田国際空港会社(NAA)は、2021年度までの3カ年の中期経営計画と、2030年代後半を見据えた長期経営構想を発表した。18年度の旅客数は4309万人を見込んでおり、目標だった4300万人を上回る予定だ。一方で発着数は、羽田国際線二次増枠の影響が想定以上だったため、25.6万回になる見込み。目標としていた27万回には及ばない見通し。
2021年度の数値目標は、航空旅客数が18年度見通しよりも341万人増の4650万人(国際271万人増3840万人、国内80万人増810万人)で、発着数が1.9万回増の27.5万回(国際1.3万回増21.7万回、国内0.6万回増5.8万回)、LCC割合を5.6ポイント上昇の37.5%とした。就航都市数は国際線135都市、国内線27都市以上を目指す。
 旅客・発着とも18年度見通しを上回る目標だ。しかし、その前年の20年度には羽田増枠の影響で19年度よりも減少を見込んでいるという。