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宇宙作業ロボットベンチャーのGITAIと業務提携検討
スカパーJSATが覚書交わし、将来事業の創出図る
宇宙作業ロボットのスタートアップを目指す宇宙ベンチャーのGITAI(中ノ瀬翔社長、本社・サンフランシスコ)とスカパーJSATは先頃、両社の新規事業の創出等に向けた業務提携の検討を開始し、覚書を締結したことを明らかにした。
宇宙ステーションの宇宙空間での機器の維持、科学実験などの作業は現状では全て宇宙飛行士が船外活動で実施している。しかし、安全性の問題、補給需要など滞在費用の点からも、地上から操作するロボットに置き換えることが有効だという考えから、GITAIでは宇宙作業ロボットを開発しており、2020年内の実現を目指して、遠隔操作の通信実験など検証実験を行っている。
一方、スカパーJSATはアジア最大の17機の静止通信衛星を保有、運用し日本の民間企業として宇宙事業を牽引してきた。