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訪日誘客支援空港、「S」評価は米子、松山、佐賀、熊本
18年度の27空港評価結果、「C」評価なしも「B-」が3空港
航空局が設置した「訪日誘客支援空港の認定等に関する懇談会」は3月29日、全国27空港に設定している「訪日誘客支援空港」における取り組みについて、2018年度のフォローアップ評価結果を公表した。懇談会委員らによる評価の結果、最も高い「S」評価を受けた空港は、米子、松山、佐賀、熊本の4空港。ちなみに、「S」評価の評価基準は、概ね計画通りに取り組みを実施していて、目標も概ね達成することができていることに加えて、他空港の模範となる取り組みの実施や目標を一定以上達成かつ実績が著しく優れていることなどとなっている。
一方、認定区分の降格や認定の一時取り消しといった対応が講じられる「C」評価の空港はなかったものの、計画および目標の見直しや取り組みの追加を求められることになる「B」評価の空港は、13空港。なかでも「B-」と厳しい評価を受けたのは、南紀白浜、山口宇部、そして長崎の3空港だった。
なお、航空局によれば「B-」評価の空港については、各空港において早急に「国際線就航・訪日誘客促進計画」の見直し・検証を行い、必要に応じて状況把握・助言を行う予定にあるとしている。
高評価の「S」評価空港にも様々な課題が
ギリギリ踏みとどまった南紀・宇部・長崎空港
各空港の取り組みに厳しい声続出