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2019.04.02

WING

JALグループ入社式、1962人が37社へ入社

赤坂社長「真のプロ目指して」、命預かる仕事強調

 日本航空(JAL)グループは4月1日、2019年度入社式を行った。毎年恒例の羽田格納庫で行うグループ合同入社式では、総勢1962人の新入社員がグループ37社へ入社。赤坂祐二社長は、新たな仲間となる新人を前に「心から歓迎する」と呼びかけると、世界で最も選ばれる航空会社となるべく「真のプロフェッショナルを目指してほしい」と訓示を述べた。その後には、JALがサポートするフィギュアスケーターの浅田真央選手や空手女子日本代表の植草歩選手が新入社員たちを激励。最後には全員で、目標を書き込んだ紙ヒコーキを飛ばして、将来の飛躍を誓った。
 赤坂社長が述べた訓示では、まず前年度後半に相次いだ飲酒事案に触れ、人命を預かる仕事に就く重要さを強調した。「この問題は、一部の社員による不祥事、あるいは飲酒だけの問題として捉えてはいけない」と話し、航空関係者全員が「安全とは何か、自分たちは何のために仕事をしているのか、わが事として今一度再確認をする必要がある」と説明。さらに続けて「すべての仕事、あるいは意識や行動が、安全すなわち人命に関わっていることを忘れてはならない」と語り、手を抜くことが許されない仕事であることを強調した。
 赤坂社長が特に力を込めたのは“真のプロフェッショナル”を目指すことだ。まず、航空会社の仕事は「想像するよりもはるかに地味な仕事」で、世間のイメージとは異なることを強調。すると、一見単調な仕事のなかに「大きな意味や目的がぎっしりと詰まっている」と語りかけた。自分の仕事の理解を深め、拡げていくことは「思っている以上に時間がかかる」とのこと。仕事には「じっくり取り組んで」と呼びかけた。

 

浅田真央選手登場、新元号「令和」発表に感動

 

新元号で良いスタートへ、新しいことに期待

 

※写真1=1962人の新入社員と赤坂祐二社長。空手女子日本代表の植草歩選手と、フィギュアスケーターの浅田真央選手が激励に訪れた

※写真2=新入社員に訓辞を述べる赤坂社長

※写真3=メッセージを伝えた植草選手が空手技を披露した

※写真4=浅田選手の登壇時に新元号の「令和」が伝えられた

※写真5=最後に全員で紙ヒコーキを飛ばした