記事検索はこちらで→
2019.04.03

WING

アリアンスペース、4月5日にソユーズ打上げへ

SES社のO3b衛星4機を同時に軌道投入の計画

 アリアンスペースはこのほど、4機のSES社O3b中軌道通信衛星のソユーズ・ロケットによる打上げを4月4日午後1時30分(日本時間4月5日午前1時30分)に行うと発表した。1機の質量が約700キログラムのO3b衛星はチューブ状のディスペンサに収められ、打上げ後2時間22分かけて順次円軌道に投入される。
 SES社のO3b衛星はこれまでに16機がソユーズにより打上げられており、今回の打上げが成功すれば合計20機の衛星コンステレーションにより、全地球的な通信サービスの充実が図られる。
 ロシア製のソユーズ・ロケットの打上げ準備作業は、上段部のフレガート・ステージに、衛星4機とディスペンサを合わせて3198キログラムのペイロードの取り付けを完了した。下段部は水平状態で組立てられ、発射パッドで起立させたのち、専用特殊クレーンで上段のフレガート・ステージを吊り上げて、上下段を結合する作業が行われている。
 アリアンスペースのロケット打上げは今回で今年4回目、ソユーズは2回目となる。

 

※写真=円筒状のディスペンサの回りに取り付けられたO3b衛星(左)とロケット上段への取り付け(右)(提供:アリアンスペース)