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KC46A、異物問題でまた米軍が受け取り拒否
ボーイング、3月11日に引き渡し再開したばかり
米空軍が、ボーイングが開発した戦闘空中給油機KC-46Aの受領を、再び拒否していることが明らかになった。これは機体内部に異物(FOD)が残されていたため。ボーイングは今年1月19日以降、米空軍にKC-46Aの引き渡しをスタートしていたが、その後、機体内部にFODが発見されたとして、米空軍が機体の受領を一時的に拒否。しかしながら、問題解決に目途がたった様相で、去る3月11日から再開したばかりだった。
日本の航空自衛隊も2021年初頭に初号機を受領する戦闘空中給油機KC-46Aも揺らいでいる。ボーイング民間航空機部門はいま、737MAX事故でその世界中から強い視線が注がれているが、防衛・宇宙・安全保障部門においては、このKC-46AがFOD問題で、米空軍からの厳しい視線を集めてしまっている様相だ。
※写真=KC-46AはFOD問題で揺らぐ。米空軍が再度、その受領を拒否した