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2019.04.10

航空局、飲酒問題で運航乗務員に不利益処分

航空業務停止など4件の飲酒事案対象に

 航空局は4月9日、飲酒問題を起こした運航乗務員に対する一定期間の航空業務停止処分など、いわゆる不利益処分を発表した。今回、不利益処分などの対象となったのは、全日空(ANA)、日本航空(JAL)、ジェイエア、エアージャパンで発生したパイロットによる4件の飲酒事案。
 昨年来、本邦エアラインの間で相次いで発覚した運航乗務員による飲酒問題は、日本のエアライン業界の「信用」を揺るがしており、監督官庁である航空局としては、会社側に業務改善勧告を行うなどの処分を下している。一方の会社側も、当該社員を懲戒処分にするなど厳しい処分を行っており、安全文化の醸成とコンプライアンスの徹底に向けて、官民が引き締めを図っているところ。