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2019.04.10

ウイングトラベル

航空局、飲酒問題で運航乗務員に不利益処分

航空業務停止など4件の飲酒事案対象に

 航空局は4月9日、飲酒問題を起こした運航乗務員に対する一定期間の航空業務停止処分など、いわゆる不利益処分を発表した。今回、不利益処分などの対象となったのは、全日空(ANA)、日本航空(JAL)、ジェイエア、エアージャパンで発生したパイロットによる4件の飲酒事案。
 2月19日のANA412便乗務予定の副操縦士(当時)飲酒事案に対して、ANAに文書による業務改善勧告、4月23日までに必要な再発防止策について報告、副操縦士(当時)に航空業務停止120日の不利益処分。
 3月5日のJAL2331便乗務予定副操縦士の飲酒事案に対して、ジェイエアに文書による厳重注意。4月23日までに再発防止策を提出、機長及び副操縦士に文書注意(行政指導)。
 3月15日のANA821便乗務予定の副操縦士(当時)飲酒事案に対して、エアージャパンに文書による業務改善勧告、4月23日までに必要な再発防止策について報告、副操縦士(当時)に行政手続法に基づく手続き等が必要であり、措置の検討は今後行う。
 2017年12月2日のJAL10便に乗務予定の機長(PIC)飲酒事案に対して、機長に航空業務停止120日の不利益処分、副機長に航空業務停止10日の不利益処分。