ウイングトラベル
「国内旅行マーケットにおける新たな役割研究会」発足
JATA、旅行会社の新たな価値創造策を検討
日本旅行業協会(JATA)は国内旅行市場における旅行会社に求められている役割や需要創造の可能性を探るため「国内旅行マーケットにおける新たな役割研究会」を発足した。OTAの台頭やICT(情報通信技術)の普及による従来にない新たなサービスの創出が予想される中、旅行会社の強みを共通認識した上で、顧客に対して求められる新たな価値創造策を検討していく。今後1年間をかけて検討を進めていき、来年開催のJATA経営フォーラムで最終的なとりまとめを発表する予定だ。
今回発足した研究会では、訪日旅行を含めた国内旅行を取り巻く環境が変化する中で、事業パートナーとの新たな関係構築、地域における役割、インバウンドマーケットに関して現状認識と今後の関わり方について議論を行い、国内旅行における旅行会社の新たな方向性を示していく。
研究会の座長には日本旅行の大槻厚取締役常務執行役員 営業企画本部副本部長が就任。メンバーには大槻氏を始め、13人が名を連ねた。また、議論を円滑に進めていくためのモデレーターとしてJTB総合研究所の山下真輝主席研究員も参加する。
※写真=国内マーケットにおける新たな役割研究会について説明するJATAの高井晴彦国内・訪日旅行推進部長