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2019.04.16

WING

錦湖グループ、アシアナ航空売却を決定

市場は好意的反応、買収先に注目集まる

 錦湖(クムホ)アシアナグループを構成するアシアナ航空筆頭株主の錦湖産業は、4月15日に取締役会を開催し、アシアナ航空の売却を決議したと発表した。同社はアシアナ航空の約33%の株式を有するを持つ筆頭株主のグループ企業。同グループから離脱することで、韓国経済界では早くもアシアナを傘下に収める企業グループの動向に注目が集まっている。
 関係筋によると、錦湖グループ企業の無理なM&Aによる資金繰りの悪化が、中核企業のアシアナ売却の要因になっており、錦湖グループから離れることに市況は好意的に反応しており、アシアナ航空の株価は上昇している。
しかし、韓国経済界では、アシアナ航空傘下のLCCのエアプサン、エアソウル、そのほかの航空・空港関連企業など系列企業の経営権を含めると、売却総額は約2兆ウォン(約2000億円)前後に達すると予想している。

 

※写真=アシアナ航空ボーイング777型機