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山村海幕長、墜落のF-35A「全力で捜索」
「ちよだ」やROVによる海底の捜索進む
山村浩海上幕僚長は4月16日の会見で、墜落した航空自衛隊のF-35A捜索にについて、「全力を挙げて捜索しているところ」だと述べて、航空機や艦艇による捜索を続けていると説明した。
特に海上自衛隊では、潜水艦救難艦「ちよだ」を投入して、海底の捜索を実施している。この艦艇では、マルチビーム測深儀という水深計測装置を使って、海底の捜索を行っていると説明した。このマルチビーム測深儀は、海底から反射する音波を測定して深度を測定する装置。それによって海底の形状を把握できるため、仮に機体が海底へ沈んでしまった場合に、同装置によって機体の位置を特定できるという。
そのほかにも無人探査機(ROV)を投入して、海底の捜索に当たっているという。しかし、16日14時の時点では発見の情報が入っていなかった。
※写真=海自が墜落したF-35Aの捜索のため派遣している潜水艦救難艦「ちよだ」(提供:海上自衛隊)