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2019.04.24

WING

宮古島に油物漂着、南西空・宮古警備隊へ災害派遣

集まった油物は18リットル、延べ155人が作業

 沖縄県の宮古島で4月19日、海岸に油状の物体が漂着する事態が発生した。航空自衛隊南西航空方面隊司令官(那覇)および陸上自衛隊宮古警備隊長(宮古島)は、沖縄県知事からの災害派遣要請を受けて油物除去作業を行って、20日午前9時16分に撤収要請を受けて作業を完了した。
 油物の除去作業のため活動したのは、南西航空方面隊司令部、宮古警備隊のほか、空自第53警戒隊(宮古島)で、延べ155人が作業に当たった。回収された由物は約18リットルで、一斗缶として33缶分を回収した。油物は重油が球状に固まったと思われる廃油ボールといわれるもの。直径はおおむね10円玉程度の大きさで、海岸線に無数に漂着した。
 事態が発生した当日には、宮古警備隊、第53警戒隊が午前9時から9時5分に宮古島市役所へそれぞれ連絡将校(LO)を派遣。その上で午前11時19分に災害派遣要請を受け、迅速に除去作業を行う隊員の派遣に当たった。