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JAL3月、国際線利用率は3.3ポ減少の81.7%に
国際線は方面ごとに増減に差が開く
日本航空(JAL)は4月23日、JALグループの3月の輸送実績を発表した。国際線の平均搭乗率は前年同月比3.3ポイント減少した81.7%で、国内線の利用率も1.9ポイント減少した71.4%となり、国際線、国内線ともに利用率が減少する結果となった。国際線全路線の総旅客数は、前年同月比比0.2%減少した79万1682人、需要を表すRPKが38億7556万8千人キロと0.8%拡大、供給量を表すASKも47億4586万2千座席キロと前年比5%増加している。
国際線旅客数ベースでみると、ハワイ・グアム線が7%増、米大陸線も6.2%増と大きく伸ばしたほか、韓国線も1.4%増加しているものの、欧州線が2%減、東南アジア線が3.5%減、中国線が1.5%減と減少した。特にオセアニア線は9.8%減少と方面によって差が開いた。
各方面を利用率ベースでみると、米大陸線が1.3ポイント増、欧州線が0.4ポイント増となったものの、オセアニア線が1.7ポイント減、中国線が3.5ポイント減、東南アジア線が5.4ポイント減と軒並み減少、特に韓国線が9ポイント減、ハワイ・グアム線が10.7ポイント減と大きく減少している。
なお、国内線の旅客数は3.4%増加した307万1887人で、RPKは4.3%増加した23億2124万2千人キロ、ASKが2%増加した30億9523万5千座席キロだった。