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JAL18年度、国際線利用率は0.3ポ増の81.3%に
オセアニア、ハワイ・グアム線等2桁%増で好調
日本航空(JAL)は4月23日、JALグループの2018年度輸送実績を発表した。国際線の平均搭乗率は前年比0.3ポイント増加した81.3%。国内線の利用率も0.7ポイント増加した72.5%となり、国際線、国内線ともに利用率が増加する結果となった。国際線全路線の総旅客数は、前年比6.3%増加した912万8236人、需要を表すRPKが446億5946万3千人キロと6.3%拡大、供給量を表すASKも549億2590万4千座席キロと前年比6%増加している。
国際線旅客数ベースでみると、0.1%減と微減した欧州線と3.1%減の韓国線以外は前年実績を上回る旅客数を確保。特にオセアニア線が17.8%増、ハワイ・グアム線が15.9%増と極めて好調だったほか、訪日客が旺盛な中国線の旅客数も10%伸び、米大陸線も8.4%増、東南アジア線も3.3%増と、旅客数の伸びが目立つ。
各方面を利用率ベースでみると、中国線が4.6ポイント増と大きく伸ばしたほかは、欧州線が2ポイント増の84.5%、韓国線が2.4ポイント増、米大陸線が3.2ポイント増と利用率を伸ばしている。一方、東南アジア線は2ポイント減、オセアニア線が1.3ポイント減、ハワイ・グアム線は3.8ポイント減という結果となっている。
なお、国内線の旅客数は2.4%増加した3485万9576人で、RPKは2.2%増加した261億9565万8千人キロ、ASKが1.1%増加した361億1693万0千座席キロだった。