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2019.04.24

ウイングトラベル

JNTO、韓国からの訪日客巻き返しに注力

訪日4000万人実現へ不可欠、プロモ積極展開

 日本政府観光局(JNTO)は4月23日、メディアブリーフィングを開催し、2019年の第1四半期(1〜3月)の訪日外国人旅行者の動向や9月に開幕するラグビーワールドカップ(ラグビーW杯)や来年の東京オリンピック・パラリンピックを見据えたプロモーション戦略を説明した。直近の訪日インバウンドの状況については欧米豪や東南アジアからの訪問者が伸びる一方で、ここまで訪日需要をけん引していた韓国市場で苦戦している点を指摘。訪日4000万人達成に向けてリカバリー戦略に取り組んで行く方針を示した。
 また、ラグビーW杯、東京五輪・パラ五輪を見据えた戦略としては、地方都市の周遊で日本の観光の魅力を提供できる点を積極的に訴求していく。特に来年の五輪開催期間中の訪日インバウンド客の伸び悩みを回避するために、今から日本の観光素材をメディアなどを通じてアピールしていくことで、地方完結型の旅行スタイルの定着を狙っていきたい考えだ。

 ラグビーW杯で地方観光資源の魅力を訴求
 地方完結型の周遊旅行コースなどを提案
 東京五輪開催時の訪日客減少対策に着手
 周辺都市の宿泊誘導や地方分散など事前周知

※写真=訪日外国人旅行者の動向やラグビーW杯開催時のプロモーション施策などを説明する日本政府観光局の金子正志企画総室長