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ソフトバンク、成層圏通信プラットフォーム無人機開発
高高度無人機を通信基地局に、23年頃量産・サービス開始
ソフトバンクは4月25日、成層圏通信プラットフォーム向け無人航空機「HAWK30(ホーク30)」を開発することに成功したことを発表した。この機体の全長は約78メートル。ソーラーパネルを搭載した翼に10基のプロペラを装備して、巡航速度110キロメートルで飛行する。ソーラーパネルで太陽光を受けることによって、数ヵ月に亘る長期間の飛行をすることを可能にする。ソフトバンクによれば、成層圏を飛行する無人航空機を通信基地局として活用することを目指す。
ソフトバンクは同社の子会社で米国のAeroVironmentとの合弁会社であるHAPSモバイルを通して、HAPS(High Altitude Platform Station)事業を展開していく方針だ。今後HAPSモバイルは、HAPSを活用した上空からの通信ネットワークをグローバルに提供することを見据え、研究開発やフライトテストを実施し、2023年頃に「HAWK30」の量産化およびサービスの提供を目指す計画だ。
ソフトバンクが描くHAPS事業とは?
ソフトバンク子会社、米Loon社に出資も
高高度飛行体の活用促進目指す
※画像=ソフトバンクが成層圏通信プラットフォームとなる無人機の開発に成功。5G時代の新たな基地局として2023年に量産・サービス開始を目指す。機体のイメージ(提供:ソフトバンク)
※画像=ソフトバンクが目指すHAPS事業のイメージ(提供:ソフトバンク)