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SFJ中期経営戦略の改訂、20年度の利益目標引き上げ
19年度は路線収益向上やネットワーク拡大目指す
スターフライヤーは5月8日、同社の中期経営戦略の2019年度ローリング版を策定した。それによると、同中期経営戦略の最終年度である2020年度の営業収入目標を451億円と、18年度のローリング版で2020年度の営業収入目標としていた455億円よりもやや下方修正。一方で損益ベースでは営業利益を28億円(18年度版目標:25億円)、経常利益目標を27億円(同:24億円)、当期純利益目標を16億円(同:14億円)とするなど、経営目標数値を引き上げたかたちだ。
スターフライヤーの現中期経営戦略「”らしさ”の追求2020」は2015年度~2020年度を対象としたもの。2015年~16年度を第一段階、17年度から20年度を第二段階に位置付け、2030年を見据えた次期中期経営戦略期間に臨む。
今回のローリング版においては昨今の経営環境の変化を踏まえ、2019年度の経営計画の数値のほか、前述したように現中期経営戦略の最終年度の経営目標数値を修正した。
そうしたなか、中期計画最終年度の前年度に当たる今年度の重点取り組みの一つには、基幹路線の収益向上に加え、新規路線の早期育成と更なるネットワークの拡大を目指すことを掲げた。
(19年度計画)
・営業収入=424億円(18年度版:425億円)
・営業利益=11億円(18年度版:10億円)
・経常利益=10億円(18年度版:9億円)
・当期純利益=4億円(18年度版:7億円)
・売上高営業利益率=2.6%(18年度版:2.4%)
・ユニットコスト=11.8円(18年度版:11円)
(20年度目標)
・営業収入=451億円(18年度版:455億円)
・営業利益=28億円(18年度版:25億円)
・経常利益=27億円(18年度版:24億円)
・当期純利益=16億円(18年度版:14億円)
・売上高営業利益率=6.2%(18年度版:5.5%)
・ユニットコスト=11.5円(18年度版:10.8円)