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SFJ18年度決算、当期純利益72.7%減の5億1300万円
前期比4.8%増収も国際線展開など費用増で利益縮小
スターフライヤーが5月8日に発表した2018年度決算によれば、当期純利益が前年度比72.7%減少した5億1300万円に留まった。国際定期便への展開や原油価格が高騰したことで、利益が縮小した。一方で売上高は国際線の展開や提供座席数が拡大したことなどにより、4.8%増加した399億3700万円と、増収だった。なお、本業である航空運送事業の儲けを示す営業利益は56%減少した12億6400万円、経常利益は54.2%減少した12億5000万円だった。
スターフライヤーは現在、国内定期便1日当たり6路線31往復62便を運航しているほか、国際定期便として1日当たり2路線2往復4便を運航中だ。
国際定期便は昨年10月28日から北九州-台北(桃園)線および中部-台北(桃園)線の2路線に就航し、北九州-釜山線の撤退で途絶えていた国際定期便の再参入を果たした。
一方、国内線では北九州-那覇線を2018年2月8日から5月7日(1日当たり1往復2便)、7月13日から10月27日(1日当たり2往復4便)の期間限定で運航し、11月16日からは1日当たり1往復2便での通期運航を開始するなど、路線ネットワークを拡大している。
次期見通し、生産量7%拡大などで6.2%増収
国際線は赤字も収益性の大幅改善見込む
※写真=増収を確保したものの、国際定期便への展開や燃油価格の高騰などで2018年度は大幅な減益となった